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山海経―中国古代の神話世界 |

山海経―中国古代の神話世界山海経―中国古代の神話世界

平凡社 刊
発売日 1994-01



中国の博物誌は、およそ人の想像力の及ぶ範囲を覆っているらしい
2004-09-25
 中国の博物書のふりをした怪物図鑑。平凡社ライブラリーに入って携帯がきくようになった。これでどこへ旅しても大丈夫である。
 あちこちの土地に、どういう特産品(草木虫魚石)があってどういう効用があるか、なんかが書いてあるのだが、あちこちの土地にどういう化物がいるかも書いてあって、これさえ読んでおけばどんな怪物にあっても大丈夫、というスグレ物。
何しろ中国人、およそ人間に思い付けそうな怪物・怪人ネタはほとんど網羅されてる。いつか流行った人面犬や人面牛も当然いる。しかも「赤ん坊のような声で泣き、よく人を食らう」など淡泊な解説+詳細な挿絵(こいつが絶品)付き。
しかし実は「平凡社 中国の古典シリーズ」の方で読んだ。
 これには一冊に『山海経』の他に『列仙伝』『神仙伝』(中国歴代の仙人の伝記)『抱朴子』(これであなたも仙人になれる!というマニュアルだ)がついてくるので、お買い得だった。

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まんが 黄帝内経―中国古代の養生奇書 |

まんが 黄帝内経―中国古代の養生奇書まんが 黄帝内経―中国古代の養生奇書

アプライ 刊
発売日 1995-04



読みやすい!! 2006-05-13
この本の表紙には、こう書いてあります。

「昔の人は百歳をこえても衰えることはないと聞いたが、なぜ今時の人は、五十歳ぐらいで皆衰えてしまうのだろうか?」

「今時の人は酒を果汁のように飲み、過労を重ね、酔っては女を求め、一時の快楽のために、生きることの真の楽しみをすり減らす。だから五十歳になると衰えてしまうのである。」

素問などを常日頃から読んでいる人であれば馴染み深いこれらの言葉ですが、現代の科学技術に満ちた社会に住んでいる私たちでさえ、はっとさせられるものを含んでいます。

そういった古代の教訓を、まんがという形で表し、しかも読みやすく簡潔な日本語で説明しているという点で、この本は優れていると思います。

もちろん膨大な「内経」の内容をすべて紹介できる筈はなく、紹介程度にとどまっていますが、それでもためになる話、考えさせられる言葉などがもりだくさんです。

一度読んですべてを簡単に理解できるような内容でないからこそ(内経そのものが、今でも研究されています)、書いてある言葉の意味をより深く知ろうという意欲もわいてきます。読んだ後も本棚に置いておきたい本です。

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六韜 |

六韜六韜

中央公論新社 刊
発売日 2005-02



君主たる者 2005-06-18
この書は周の文王が太公望という仙人のような人物と出会う所から始まり、文王とその息子武王が太公望に政治のあり方・軍事のあり方を訊ね、太公望が答えるという形式で6巻60章ほどあります。尤も太公望の名を借りた後世の兵法家の偽造書とも言われております。
さて内容を読むと、冒頭から君主とは絶対的な存在などではなく、社会(天下)に於いて最も公共精神が必要な立場にあることが力説されています。こう言うと何やら意外に思われるかも知れませんが、もし強大な権力者がその力を利己的な目的のみに行使し、社会に多大な悪影響を与え続けるならば、また悪影響を受けた側から比例的な反発が起こることを合わせて考えれば、社会で最も力のある者が、社会で最も大きな責任を負わなければならないということは、社会を存続させる上で是非とも必要なことなのです。このように道徳が根幹にあり、それを達成する手段としての政治的・軍事的考察が後に続きます。
なにぶん二千年以上前の書物なので、地形・兵器・兵種などに対する考察は技術の進歩した今日では適用出来ません。しかし人間自体が進化していない以上、殊に人材発掘、組織運営、一般的ルール、印象の操作など、人間性に根ざしたものは変わりようがありません。何よりも読み続かれているという事実そのものが、本書の価値を実証しています。リーダーシップを学ぼうとする人間にとって、本書を読めば多くの示唆が得られるのではないでしょうか。

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もうちょっと仕事が欲しいデザイン屋ですわ。こう暇やと往生しまっせ、ほんま。
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